ショアラバの再現性を確認する
前回7月26日の釣行では1年前のデータを参考にマダイを釣りに行って、同じような条件で同じようにマダイが釣れた。
だったらその2週間後の同じ潮回りで、気象条件が同じような日ならどうなのだ?
再現性の確認のためにタイドグラフと天気予報を見て選んだのは、8月9日早朝だった。
2週間前と同じく、満潮潮止まり前のタイミングと朝マズメが重なる時合いに的を絞った短時間釣行だ。
1投目からアタリ
現場に着いたのは東の空が明るくなり始めた午前4時半。晴れて風もほとんどない絶好のショアラバ日和だ。
海を見ると護岸から70m〜80m沖にうっすらと潮目が見えたので急いでタックルを準備する。
道路下の石積み護岸から12号鯛玉鉛(約45g)のタイラバを、沖の潮目に向かってフルキャストする。
タイラバの色も前回実績カラーの同じ【真っ赤っ赤】
飛距離はおおむね100m前後出るので、沖の潮目の向こう側にまで届かせることはできる。
タイラバが着水したらラインを送りながらタイラバを底まで沈め、着底したらすぐに底を切って巻き始めるのだが、巻き始めたと同時にいきなり本日1回目のアタリが来た。
引きからして魚には違いないが重量感がなくすんなり上がってくるのでマダイではなさそうだ。
案の定あがってきたのは外道のガシラだった。
ショアラバではガシラやアコウなどの根魚も時折ヒットする。
小型のアコウやガシラはよく釣れてくるのだが、大型のアコウだと根に入られることが多いのでやっかいだ。
やっぱり釣れた本命マダイ
ガシラはリリースしてキャストを再開する。潮の流れもゆっくりではあるがしっかりと左から右に向かって流れているようだ。
5時になると空もだいぶ明るくなってきたので、沖の潮目もはっきりと視認できる。
その潮目の沖に向かってタイラバをキャストしていると、着底からのリトリーブ中にゴツゴツというしっかりした感触のアタリが来てそのままフッキングに成功した。
ヒットしたのは80mぐらい沖だったので、ちょうど潮目にさしかかったあたりだろうか。
今度はロッドをゴツンゴツンと叩くような引きだったのでマダイだと確信できる。
しかしサイズはたいした事はなさそうだ。
50m〜60m前後のところにカケアガリがあるので注意が必要だが、このくらいのサイズなら難なくカケアタリを越えて足下まで寄せてくることがでる。
上がってきたのは42cmのマダイで、針は2本とも口の内側にしっかり刺さっていた。
朝マズメの時合いは短いので写真撮影は後回しにして、急いで浮袋の空気抜きを施してストリンガーにつないでおく。
サイズアップに成功
沖に目をやると潮目の位置が若干右へ動いたようなので、自分の立ち位置も右へ20mほど移動してキャストを再開した。
潮汐表ではちょうど満潮の時間だが、潮はまだ動いているようだ。
すると着底からの巻き上げ開始直後に今度はドスンと一気に持っていくアタリが来た。
今度の魚は1回1回の首振り幅が大きくて力強いので、先ほどの42cmよりは大きいマダイのようだ。
それでもラインを出さなければならない程のサイズではない。
沖のカケアガリをかわすために最初はできるだけ沖でやりとりし、残り60mからは多少強引に寄せるようにする。
やがて水面に姿を現した魚は、やはり1匹目より一回り大きい52cmのマダイだった。
この魚も急いで浮袋の空気を抜いてストリンガーで泳がせておく。
この時点で時間は5時半となり、先ほどまで沖に見えていた潮目は見えなくなってしまった。
一応その後もしばらく投げてみたが、潮が緩んでしまい時合い終了のようだったので午前6時前で納竿とした。
早朝の短い時合いでマダイが2匹釣れたので、釣果としては上々。
ただ欲を言えば、サイズ的には若干の不満が残る結果だった。
タックルデータ
ロッド | ショアガンエボルブ SFSGS-106M+FL フラットフィッシュエディション |
シーバスロッド並みの軽快な操作性とショアジギロッド並みの遠投性能、それにアタリを弾かない繊細なティップのロッドを探して、このサーフヒラメ用ロッドに行きつきました。 |
|
リール | シマノ 11エクスセンス LB SS C3000 HGM |
指1本の操作で糸を出せるレバーブレーキリールです。 |
|
メインライン | デュエル ハードコアX8 200M 1.0号 |
糸鳴りの少ない8本撚りで10m毎に色分けされたPEラインで200mのものを選んでいます。 |
|
リーダー | トルネードVハード 5号 50m |
ハリス用フロロカーボン糸の5号でメーカーには特にこだわりはありません。 |
|
ランディングシャフト | モビリックランディングシャフト 480cm |
移動が多いので小継タイプ(仕舞寸法約60cm)の玉の柄を使っています。 |