ワンチャンスに賭けてマダイ狙い
5月25日(土曜日)、マダイの乗っ込みシーズンもそろそろ終盤戦か。
今年はまだ大型のマダイに出会えていない。
なんとか1匹、60cmオーバーを釣っておきたいところだ。
マダイ狙いとなれば、やはり早朝が確率が高いだろう。
マダイ狙いの潮は上げ潮、しかも満潮前の実績が高い。
タイドグラフをチェックする。
当日のタイドグラフ
うーん、午前はあまり動かない潮だし、朝マズメは下げで、そのあと干潮か。
どうしよう・・・。
とりあえず早朝出撃
今までの経験上、1か所だけ干潮時に潮が強く動き始めるポイントが思い浮かんだので早朝出撃。
朝5時に現場に着くと、だだっ広い護岸に釣り人の姿はほとんどない。
とりあえずキャスト開始。
一見何の変化もない広大な岸壁と、なんの変化もない海だが、端から端まで攻めた事のあるポイントなので、大体の地形は把握できている。
まだ早朝なので、ディープ寄りのシャロー側に魚が上がってきているだろうという予想で、立ち位置を決める。
岸寄りにも魚はいるかもしれないという想定で、足下まで丁寧に探っていく。
すると、そろそろ敷石やガラ藻があるのでピックアップ、というところで何かが飛びついて来た。
釣れたのは30cmぐらいのアコウ
美味しいヤツやん。
今日はマダイは期待薄だし、これがいるならこれを狙ってみようか。
そう思って、引き続き足下の敷石際まで丁寧に探っていると、タイラバを根掛かりロスト。
まあ、そうなるわな・・・
セオリー外しで新たな扉を
そうこうしているうちに、干潮の時間を迎えた。
一般的には「干潮」=「潮止まり」→「釣れない」というイメージがあるが、それはあくまで一般的な話。
潮の流れの複雑な瀬戸内では、ポイントによって潮の変化のタイミングは様々なのだ。
そしてこのポイントは、干潮とほぼ同時に潮が走るタイミングが来るはず。
そういえば、先ほどよりは明らかにしっかりと潮が効いている感じになっている。
それと、マダイ狙いといえば、水深が深くて、海底の地形変化があるポイントが狙い目というイメージがある。
このポイントも、200mほど横に歩けばそういう場所がある。
しかしここはあえて軽いオモリで、水深6〜7mシャローフラットを狙ってみる。
なぜなら、このポイントでは、なぜか浅い側でマダイの実績が多いからだ。(個人的に)
さらに、ショアラバでも船からのタイラバと同じように、着底したらすぐに巻き始めることが重要とされている。
いわゆる「タッチ&ゴー」だが、最近なぜかボトムステイを入れる事で釣果を伸ばしている釣友がいる。
↓
ボートからの鯛ラバでのタッチ&ステイ」メソッドだが、ショアラバでも数秒ならボトムステイは可能だろう。
10号シンカーのタイラバをキャストして、根掛かりしない程度に足下まで探っていく。
そして着底では、時折ボトムステイも試していく。
岸から50mぐらいの距離でボトムステイ、1・2・ガガガ・・・
何かがタイラバを勝手に咥えて走り始めた。
カウンターで合わせを入れる。
ヒット
40cmと小型ながら本命のマダイ
ショアマダイのセオリー
- 水深がある場所を狙う
- 海底地形変化のある場所狙う
- 遠投で狙う
- ボトムに着いたら間髪入れずに巻き始めることが重要
しかし、あえて常識やセオリーを外す事で出会える魚がいることも、今まで幾度となく経験してきた。
今回のは偶然かもしれないが、もしかしたら次の扉を開いてくれる1匹になるかもしれない。
ショアラバタックルデータ
リール | ダイワ スイッチヒッター SH-LBD |
指1本の操作で糸を出せるレバーブレーキリールです。 |
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ロッド | ダイワ 20 オーバーゼア AIR 109ML/M |
シーバスロッド並みの軽快な操作性とショアジギロッド並みの遠投性能、それそれにマダイのアタリを弾かない繊細なティップのロッドを探して、このロッドに行きつきました。 |
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メインライン | デュエル ハードコアX8 1.0号 200M |
糸鳴りの少ない8本撚りで10m毎に色分けされたPEラインで200mのものを選んでいます。 |
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リーダー | トヨフロン スーパーLハード 5号 |
ハリス用フロロカーボン糸の5号でメーカーには特にこだわりはありません。 |
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タイラバ | 自作タイラバ15号 ※作り方はコチラ |
ランディングシャフト | モビリックランディングシャフト 480cm |
移動が多いので小継タイプ(仕舞寸法約60cm)の玉の柄を使っています。 |