ショアラバって釣れるの?
ショアラバという釣り方があることは知っていても、そんな釣りが成立するのは限られた地域の話だと思っていませんか?
自分の地元(香川県)ではショアラバで釣れるという話はほとんど聞かなかったし、香川では成立しない釣りだとずっと思っていました。
そんなのはドン深のポイントがあったり魚影が濃かったりする他地方の話だと勝手に決めつけていたのです。
それがちょっとしたきっかけで初めてショアからタイラバを投げてみたのは2015年5月の事でした。
するとどうでしょう。
これまでマグレ外道でしか釣れないと思っていたマゴチやマダイやヒラメが行く先々で面白いように釣れたのです。
しかも市内近郊の岸壁や堤防で・・・
どんな魚がどんな場所でどんなふうに釣れているかは、ショアラバ釣行記の方で詳しく紹介しています。
ショアラバとは
ショアラバは船からのマダイ釣りに使うタイラバを、ショア(陸っぱり)から投げる釣り方です。
キャスラバとかキャスティングタイラバという言い方もありますが、船からのキャスティングタイラバと区別するために、このサイトでは「ショアラバ」と呼ぶことにしています。
船からのタイラバでも岸から投げても届くようなポイントを攻める事は結構多いものです。
それに水深の浅いポイントでは船からでもタイラバを投げる釣り方もあります。
ならばショアからでも同じような事ができれば、魚が釣れないはずはありません。
そして実際にやってみると、こんなに簡単に大物高級魚が釣れるものなのかと驚いてしまいました。
ショアラバでやる事は【投げて、底まで沈めて、巻く】この単純な繰り返しだけです。
単純だけど魅力はいっぱいの釣り方だと感じています。
実際に自分でやってみて感じたショアラバの魅力と、そしてついでにイマイチだと思った点も挙げてみます。
ショアラバの魅力
- ポイント争いとは無縁で場所取りに困ることはない
- 漁港とか港の岸壁で手軽に遊べる
- 船代がかからないので安上がり
- フルキャストが気持ちいい
- 難しいテクニックは不要
- 投げて巻く事さえできれば誰にでも釣れる
- マダイ・ヒラメ・マゴチなどの大物高級魚が近場で狙って釣れる
- 釣れる魚のサイズも岸からだといって侮れない
- マダイもヒラメもマゴチも50〜60cmは普通に釣れる
- 真っ昼間でも普通に釣れる
- 足下や磯際での攻防が超スリリング!
- 短時間のチョイ釣りで高級魚が簡単に釣れる
- タイラバは自作なら安いのでロストしても痛くない
- 周りがチョイ投げとかサビキしてる岸壁で大物が釣れると周りの人たちにびっくりされる
- 帰りたくなったらサッといつでも帰れる
ショアラバのここはイマイチかも
- マイナーな釣りなので専用タックルが売っていない
- 簡単なぶん単調な釣りになる
- 「狙って釣った感」より「勝手に釣れちゃった感」が強い
- ポイントによっては根掛かりが多い
- ポイントによっては遠投が必要
- フルキャストの連続は五十肩にはツライ(俺だけ?)
ショアラバで使うタックル
タイラバは船で使うのと同じようなものですが、重さは30gから重くても60gぐらいまでものを使います。
鯛ラバは自作するのがおすすめなので、詳細は自作タイラバの方をご覧ください。
船からのタイラバでも投げる使い方はありますが、ショアからだとより遠投するために使う道具は、船で使うタックルとは全く異なったものになります。
ただショアラバ専用のタックルというのはありませんので、シーバスロッドやショアジギロッドなどのタックルを流用するようになります。
道具についての詳細はショアラバ用タックルの項をご覧ください。
ロッドやリールの選び方、使う糸やその他必要なものについても書いています。
ショアラバのポイント
どこに行けば釣れるのか?というのは一番気になる事かもしれません。
でもその答えは「どこでも釣れる」であり「どこで釣れるかは投げてみないと分からない」という事になります。
答えになっていないと思われるかもしれませんが本当です。
どんな場所で釣れているのかは、当サイトのショアラバ釣行記を読んでもらえれば大体想像してもらえるように書いています。
写真も特に背景を隠したりはしていません(場所によっては意図的に分かりやすく撮っています)ので、行ったことのある方なら「え?こんな普通の場所?」と思われるでしょう。
ほとんどは車横付けのファミリーフィッシングポイントですよ(笑)
地磯に行く事もありますが、漁港や海水浴場に隣接した小磯みたいな場所までです。
地元の香川県での釣行がほとんどなのは、地元で十分釣れるので遠征の必要がないからであって、香川県が特別ショアラバ向きの地域という事はありません。
むしろこの香川県でさえ成立する釣りなんだから、他の地域だったらもっと釣れるんじゃないのって思ってます。
実際に高知県で単身赴任時代には太平洋側でも十分遊べて釣れたし、ネットを見ると日本海側で楽しまれている方もいるようです。
ポイントの選び方についてはショアラバ釣行記の他、ショアラバの疑問の方でもいくつかのポイントを書いています。
いつ行けば釣れるのか
ショアラバで魚が釣れる時期や時間帯については、ショアラバのシーズンやショアラバでよく釣れる時間帯は?のページで書いています。
書いてはいますが、あまり参考にはならないかも知れません。
なぜならこれも、今のところの答えは「いつでも釣れる」でしかないからです。
とはいえよく釣れる時期や時間帯や潮のタイミングはあるはずなので、そのあたりの解明はこれからのお楽しみというところでしょうね。
釣れる魚の種類とサイズ
自分のショアラバでのメインターゲットは「マダイ」「ヒラメ」「マゴチ」の3魚種になります。
この3魚種の平均サイズは40cm〜60cmといったところですが、今まで釣れた最大サイズは3魚種とも70cmを超えています。
それ以外にショアラバで釣れたことのある魚を列記すると、キジハタ、カサゴ、スズキ、チヌ、キス、エソ、ツバス、ニベ、ショウサイフグといったところでしょうか。
高知県ではチャイロマルハタやアオハタもショアラバで釣れたので、地域によって釣れる魚も様々だと思います。
根魚はよく釣れますが、大型の根魚は根に入って上がって来ない厄介者ですね。
まだまだ発展性のあるジャンル
ショアラバならマダイやヒラメやマゴチを手軽に狙って釣ることができます。
このサイトはショアラバのポイントやタックルの選び方、魚種ごとの釣り方等も紹介しています。
とはいえ釣行毎に新しい発見もあったりするので、このサイトに書いている事が全てという訳ではありません。
徐々にやる人も増えてきているので、発展性がありそうなジャンルの釣りなのです。
サイト内の記事も、釣りの展開に合わせて追加したり修正していく予定です。