香川県高松市のヒラメ 2017/4/2
ニューロッドとの出会い
3月に高知で開かれたフィッシングショー四国2017で何気なく手にとったロッドがあった。
長さは10フィート6インチ
ルアーウェイトは10〜45g
45gといえば鯛玉オモリの号数でいえばちょうど12号になる。
よく使うオモリは10号(38g)か12号(45g)なので問題なさそうだ。
そしてこの強さのロッドにしては極端なほど細く柔らかい竿先。
竿先だけならまるでエギングロッドみたいだ。
これならマダイのついばむようなバイトも弾きにくいだろう。
実際に使ってみないと分からないが、実物を見た感じではショアラバで使うには理想的なロッドに思えた。
何用のロッドなのか聞いてみると、ショアキャスティングでヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュを狙うための専用ロッドだった。
ショアラバ用という事ではなかったが、商品説明もしてもらい、曲げさせてもらい、価格も2万円台との事だったので・・・
数日後にはポチッと(笑)
ショアガンエボルブ・フィラットフィッシュエディション初使用
そして4月2日(日曜日)
嫁と高松にお出掛けしたついでに、昨年春にヒラメを釣った岸壁にちょっと寄り道させてもらった。
昼下がりの高松市郊外。
お天気は快晴で風は微風。
潮色は青く澄んでいて流れは緩く、ショア鯛ラバには絶好のコンディションだ。
護岸ではファミリーフィッシングを楽しむ家族連れなんかもいて、平和な日曜の午後の風景が広がる。
長時間はやらせてもらえそうにないので、早速ニューロッドを車から降ろし、12号の鯛玉をセット。
12号といえば大体45gぐらいなので、気持ちよくフルキャストできる。
飛距離はざっと100mといったところだ。
着底したらリールを巻き巻き。
ボトムのチョイ上をトレースするイメージで広く探っていく。
開始早々アタリが
すると開始10投目ぐらいだっただろうか。
巻いている途中でゴツンとアタリが来た。
マダイ狙いではないので即アワセを入れる。
アワセと同時にドラグがジッ!と鳴って、手元に重量感と生命感が伝わってきた。
「よし来た」
ところが寄せはじめたところで、その重量感と生命感が消えてしまった。
残念! 掛かりが浅かったか・・・
ヒラメで入魂
しかし開始早々アタリがあったので、もしかしたらまだ期待できるかも。
アタリがあった周辺から、1投毎にトレースラインをずらしながらボトム付近を探っていく。
100m前後の冲までフルキャストし、鯛ラバが着水したらラインを張らず緩めず出しながら着底させる。
ラインがフッとフケれば着底の合図なのだが、先程のバラシから10投目ぐらいだっただろうか。
キャスト後に鯛ラバを沈めて着底を待っていると、フッではなくコツンと何かがあたった。
明らかに着底とは違う感触が手元に来たのでレバーブレーキを握り締めてオリャとアワセを入れる。
ドスン!
「キタこれ」
ズッシリした重量感と時折ロッドを叩く生命感。
100m先から慎重にリールを巻いて寄せてくる。
近くに来るほどに増す重量感。
そして寄っては来るが浮いては来ない底を這うようなファイト。
ラインが垂直になってからは、何度も下に突っ込む瞬発力。
これは本命のヒラメっぽい。
真下での突っ込みをいなしながらゆっくり浮かせてくると、やがて水中にユラリと茶色い魚体が姿を現した。
やった、ヒラメだ。
フッキング状態はよくわからないので、無理しないように弱らせて
最後は嫁の差し出した玉網にネットイン。
いえーい♪ 釣れたぜ(^-^)
サイズは60cmジャスト
ヒラメのマークが入ったニューロッドを本命で入魂できてヨカッタ〜(^o^)
ヒットルアーは12号鯛玉(赤)にネクタイはオレンジカーリー
料理は見た目重視で
これ1枚で晩飯のオカズには十分なので釣り終了。
血抜きして神経締めしてクーラーに詰め込み、コンビニで氷を仕入れて家に帰る。
せっかくなので姿造りにしたかったが、60cmの大皿なんかないのでお盆に直で盛り付けた(笑)
肝醤油が絶品♪
狙って釣れるターゲットに
以前はそう簡単に釣れるとは思っていなかったショアキャスティングでのヒラメ。
去年から鯛ラバで狙い始めた事で、昨年は春から夏にかけて6枚釣ることができた。
もちろん毎回釣れるって程ではないが、狙って釣れないことはないターゲットになってきた気がする。
今年も順調に1枚目が釣れたが、まだまだわからない事も多いしポイントも未開拓なので、今後も楽しめそうかな?
初使用でヒラメが釣れたニューロッドは現在も手放すことのできない相棒となっている。