ショアラバでリールを巻く速さはどうすればいいのか?
ただ巻きが基本
ショアラバは船からのタイラバ同様に一定速度でのただ巻きが基本になります。
ジャークしたりリトリーブ変化をつけたりといった難しいテクニックや動作は一切不要の簡単で楽チンな釣りです。
ロッドを保持固定したまま、余計なアクションはつけずに一定速度でリールを巻きます。
底ズル引きにならない速さで巻く
「ズル引き」とは底をズルズルと引きずっている状態です。
底ズル引きでもマゴチなどは釣れなくもないようですが、根掛かりしたり海藻など海底のゴミをひっかけたりする事が多くなるなど、ズル引きにはあまりいい事はありません。
最低限、ズル引きにならない速さでリールを巻く必要があります。
リトリーブスピード=上昇角度
ショアラバの場合、リトリーブスピードで何が変わるかと、タイラバの上昇角度という事になります。
リールを巻く速度が早ければタイラバは底からどんどん離れていきます。
リトリーブ速度を決める要因
水深
リトリーブスピードに最も影響があるのは水深です。
深いほどタイラバは巻いたときに上昇しやすくなります。
シンカー(ヘッド)の重さ
重さによって上昇しやすさは当然変わってくるので、水深によってタイラバの重さを使い分けます。
流れの向き・速さ
流れの向きや速さによっても巻き速度は変わってきます。
距離
一定レンジを攻めたい場合はタイラバが手前まで寄ってきたら少しリトリーブ速度を落とす必要があります。
足場の高さ・竿先の位置
タイラバが足下まで寄ってきた時は、足場の高さやロッドの構え方(竿先の高さ)によって上昇角度も多少変わってきます。
狙う魚種
狙い魚種の捕食レンジを考慮して巻き速度を変えています。
マゴチの場合
マゴチの場合は捕食レンジはボトム付近のようなので、できるだけ底ギリギリを引けるようにリトリーブスピードは遅めになります。
リトリーブ中にレンジが分からなくなったらこまめに底を取り直してレンジを確認します。
リールを巻く手を止めて1秒以内に着底するようならOKです。
着底まで2〜3秒もかかるようなら浮き上がりすぎなので巻き速度を落とします。
ヒラメの場合
ヒラメは多少ボトムから離れていても食いついてくるようなので、マゴチほどシビアなレンジ調整は不要だと思ってます。
底ギリギリより浮かし気味の方がタイラバが目立ってアピール力が上がるのではないかと考えています。
目安としてはリールを巻く手を止めてカーブフォール2秒前後で着底するぐらいならOKです。
マダイの場合
マダイ狙いの場合はある程度上のレンジまで巻き上げてから落とすという動作の繰り返しになります。
着底したら間髪入れずに巻き上げて、アタリがなければフリーフォールでボトムまで沈めます。
まとめ
遠投してボトムに着いたらズル引きにならないようにタダ巻き。
巻いててレンジが分からなくなったら底とり直し。
それだけやってれば釣れます。
繊細なテクニックは不要なので、決して難しい釣りではありません。