香川県坂出市のマダイ 2016/7/3

香川県坂出市のマダイ 2016/7/3

マゴチやヒラメだけじゃなく『マダイ』も釣ってみたい

今年は4月〜5月にかけて好調だった香川県のショアタイラバゲーム。

 

マゴチやヒラメは香川県内あちこちのポイントで好調に釣れていた。

 

しかし6月は梅雨入りとともに週末は雨だったりしてタイラバでの釣りには行っていなかった。

 

そして7月に入って最初の週末は、久しぶりの晴天予報。

 

マゴチはちょっと飽きた感もあったので、そろそろマダイを釣ってみたくなった。

 

そこで、5月の雑誌取材釣行の打ち合わせ用に作ったLINEグループで、ボソッとつぶやいてみた。

 

LINEの会話

 

という事で、つぶやきに反応してきたさだぼう!さんを道連れに、翌朝マダイ狙いに行ってみる事にした。

 

マダイ狙いのポイント選定

さて、どこに行けば真鯛の釣れる可能性がありそうなのか?

 

明日の朝どこでマダイを狙うのか、GoogleMapを見ながら考えてみる。

  1. 潮がよく動く場所である事
  2. 水深がある事
  3. 海底の地形変化がありそうな事
  4. 底は根掛りが少ない砂地である事
  5. ポイントまで長距離を歩かなくてもいい事

 

ざっとこんな条件で、過去の経験を元にポイントを絞り込んでいく。

 

そして最後はDの「あまり歩かなくていい事」を重視してポイントを決めた(笑)

 

なんせ釣れるアテがないので、汗だくで歩いてボウズっていうのは避けたかったのだ。

 

 

いよいよマダイチャレンジ

7月3日(日曜日) 午前4時過ぎ。

 

現地に着くと既にさだぼう!さんは来て準備を始めていた。

 

空が明るくなり始めるのを待って、2人で地磯に降りる。

 

海面を見た感じでは潮は結構動いていそうだ。

 

とりあえずはその流れの中にタイラバをフルキャストしてみる。

 

まずはフリーフォールでボトムまで落とすのだが、どんどん左に向かって流されてく。
あれ? ボトムがとれないぞ(汗)

 

一旦タイラバを回収して、今度は潮上となる右側に向かってキャスト。

 

すると今度はラインが出ていかず、やはり着底が分からない。

 

タイラバのシンカーは12号(約45グラム)だが、これでは軽すぎるのか?

 

底取りができなければ、タイラバの釣りは成立しない。

 

何度か角度を変えながら投げて、何とかボトムが取れる範囲が分かってきた。

 

しかし流しすぎるとラインが出て行く一方になって、また底が取れなくなってしまう。

 

とにかく底が取れる範囲の角度で釣りをするしかなさそうだ。

 

アップクロス(流れに対して斜め上流側)に投げてフリーフォールでまずは底まで落とす。

 

着底したらリールを7回から10回ぐらい巻いて、またベールを起こしてフリーフォール。

 

着底したらまたリールを巻いて・・・これを4・5回ぐらい繰り返したら回収。

 

こんなんでマダイなんか釣れるんだろうか・・・

 

逃がした魚(マダイ)は大きかった

何度か投げて底取りの感覚が掴めてきた午前5時前、ゴツゴツとマダイらしきアタリが来た!

 

マゴチの時とは違って即アワセは入れず、そのまま巻き続けて乗るのを待つ。

 

するとそのままロッドが引き込まれてフッキングに成功したようだ。

 

引きが強い!

 

足下には沈み根もあるので、沖で弱らせるためにドラグを少し緩めにしてゆっくりやることにする。

 

時折ドラグを鳴らして突っ込むこの引きはマダイなのだろうか?

 

やがて足下の沈み根の向こうにギラリと反転する魚体が見えた。

 

やった、マダイっぽい。

 

しかも結構大きそうだ。

 

しかし魚はそのまま沈み根の向こう側に突っ込んでいく。

 

ヤバイ! ラインが根に当たってしまいそうだ。

 

PE1号なんて岩に触れただけで切れてしまう。

 

リーダーも20lbを1ヒロぐらいなので、根ズレは即ラインブレイクの危険がある。
そこで一旦リールベールを起こして魚を沖に走らせる。

 

そしてここからは少々強引に魚を浮かせにかにかかる。

 

磯際で繰り返される反転ツッコミを何とかしのぎ、ついにマダイを水面まで浮かせる事に成功した。

 

デカイ! 50cmぐらいはありそうだ。

 

自分の足場は高い場所だったので、さだぼう!さんにタモ入れを頼む。

 

「早くすくってくれ〜、早く〜」(焦)

 

しかしその叫びも虚しく、魚が水面で頭を振った瞬間に無情のフックアウト。

 

泳いで逃げていく立派なマダイを為す術もなく見送った。

 

気が付けば悔しさと興奮で膝が少し震えていた。

 

チクショー、千載一遇のチャンスだったかもしれないのに〜

 

逃がした獲物は大きかった・・・

 

怒涛の連続ヒット

しかし悔やんでも仕方がない。

 

まだチャンスがあるかもしれない事を期待して釣りを再開する。

 

再開して間もない午前5時過ぎ、またもやゴツゴツとアタリが来た!

 

これもアワセは入れずにリールを巻き続けてフッキング成功。

 

先程と同じく引きが強く、シーバスロッドがグイグイ締め込まれる。

 

じっくりやり取りして魚を浮かせ、磯際のスリリングな攻防も制してマダイを浮かせる事に成功。

 

今度こそ頼むぞさだぼん!

 

そして今度はさだぼう!さんが差し出した玉網にマダイをすべり込ませる事に成功した。

 

マダイ
やった〜釣れた〜  しかも結構いいサイズ〜(^o^)

 

もしかしたら釣れるかも?と思ってやってみたマダイ狙いだったが、まさか釣れてしまうとは・・・

 

しかもこのサイズ(嬉)

 

マグレ感満載だったが、立て続けに2回も当たったという事は・・・

 

もしかしてまだ釣れる可能性があるのか?

 

期待を込めて釣りを再開。

 

しかし相変わらず流れが早く、底取りができる範囲は限られているので広く探ることはできない。

 

もっと重いシンカーはなかったっけ?

 

ライジャケのポケットを探ってみると、タングステン60グラムの新品のタイラバが1個だけ入っていた。

 

60グラムか・・・ ロッドはシーバス用の10.3フィートのミディアムライト。

 

ルアーウェイトは35g表示だ。

 

まぁタラシを長くして遠心力でやんわり投げれば問題ないだろう。

 

60gのタイラバに交換して投げてみると、案外投げるのは問題なさそうだ。

 

そして明らかに底取りがしやすくなった。

 

タングステンのタイラバで先程よりは少し広い角度で広範囲で探っていく。

 

すると午前6時頃、本日3回目のマダイのアタリが来た。

 

先程のマダイ程の引きではないが、それでも時々ドラグを鳴らして力強いツッコミを見せる。

 

磯際に寄せてからの攻防がこれまたスリリング。

 

あまり強引だとバラシの恐れがあるし、かといって早く浮かせないと根ズレの危険がある。

 

沈み根の位置とラインの角度を見ながら根を交わしてマダイを浮かせることに成功

 

さだぼう!さんにタモ入れしてもらって2枚目ゲット♪

 

マダイ
これも良型のマダイ 嬉し〜(^-^)

 

やはりこの流れの中では60gのシンカーの方が圧倒的に釣りはしやすい。

 

確か車に戻れば60gのタングステンシンカーはもう1個はあったはず。

 

そこで一旦車に戻ってタングステンシンカーを持ってきて、それをさだぼう!さんに渡す。

 

それ失くしたらもう代わりはないから大事に使うんだよ〜

 

沈黙を破ったさだぼう!さん

午前6時半頃、そのタングステンシンカーの効果は早速発揮されたようだ。

 

ガシラ
 ちょっと魚種が違うようだな

 

自分も引き続きタングステン60gで釣りを再開する。

 

しかし調子に乗って手前まで探っていたら根がかりでロストしてしまった。

 

もう60gのシンカーなんて持っていない。

 

仕方がないので12号の鉛シンカーを装着。

 

そして午前7時頃、本日4回目のマダイのアタリを捉えた。

 

緩めのドラグでツッコミを交わしながらじっくり寄せて、沈み根に注意しながら魚を浮かせる。

 

磯際の水中に姿を現したのは、やはり本命のマダイだ。

 

ところがそこからの反転ツッコミでガラ藻の中に入られてしまった。

 

引っ張ってもどうにもこうにも動かないので、一旦糸を緩めて魚が動き出すのを待つ。

 

10秒ほど待っていたら魚が動き始めたのでファイト再開。

 

ガラ藻を身にまとったまま水面に現れたマダイを今度はセルフで無事タモ入れ成功。

 

マダイ
 さらにサイズダウンしたが、きれいなマダイ

 

簡単には釣れないと思っていたおかっぱりからのマダイが3枚も釣れてもう満足満足^^

 

そろそろ暑くなってきたのでもういつでも止めて帰ってもよい感じだが、さだぼう!さんはまだ本命を釣っていない。

 

さだぼん、早く釣ってくれよ〜

 

頼むよ〜( ̄ー ̄)

 

その願いが通じたのか、さだぼう!さんのロッドが大きく曲がった!

 

先程のガシラとは全く違う竿の曲がり!

 

時折締め込まれているので、どうやら今度は本命っぽい。

 

バラすなよ〜

 

そして水中にピンク色の魚体が姿を現した。

 

やったね♪さだぼん

 

磯際の攻防が多少危なっかしかったが、無事にタモ入れにも成功。

 

マダイ
 う〜ん、ビミョーに違う気がするけど・・・ さっきよりは近づいたかな(笑)

 

まさかこんなに釣れるとは

次こそは本命を!という事で、暑さに耐えながら釣りを継続。

 

そして午前7時半、本日5回目のアタリが自分に来た。

 

フッキングにも成功し、マダイの引きを楽しみながら寄せて来る。

 

ところがこの魚は姿を見る前にバレてしまった。

 

残念! でも1匹目をバラシた時のような悔しさはもうない(笑)

 

この頃には少し潮の流れも緩んで底取りもしやすくなってきた。

 

そして本日6回目のアタリは7時40分頃だった。

 

それほど強い引きではなかったが、一応丁寧にやりとりして最後は抜き上げた。

 

マダイ
 順調にサイズダウン(笑)

 

この後はさらに潮の流れが緩くなり、流れがなくなるとともにマダイのアタリも途絶えてしまった。

 

時間は午前8時すぎ。

 

暑さで頭もボーッとしてきたし、2本用意していた飲み物も尽きてしまった。

 

さだぼう!さんも心が折れた様子だったので、本日の釣りはここまで。

 

残念だけど、うどん食いに行こうぜ。

 

という事で、最後のチャリコ以外の3枚はキープして絞めてお持ち帰りする事にした。

 

マダイ
 サイズは 52cm 43cm 38cm + チャリコは未計測リリース  で合計4枚の釣果

 

こんなに釣れるんだったら、もっと早くやってみればよかった。

 

いや、今日はたまたま良い日に当たっただけなのか?

 

どっちにしてもこの釣り、もう少しいろいろやってみる価値ありかも?

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